2006年04月16日

フリーロケーションな新刊書店

■土曜日(4/15)
土曜出勤。


リアル書店は普通、お客さんが探しやすいようにジャンルごとに棚が作られていて、配列はグラデーションのようになっています。

ただ、これは、お客さんは探しやすいですけど、品出しする方は大変です。

商品はジャンル毎に分けられずにまとめて入荷するので、それを人力でソートし、該当の棚の空いているスペースを見つけて、あるいは、空いていない場合スペースを作って、地道に品出ししていきます。

また、面倒なのは、その商品がどのジャンルの本か、また、そのジャンルがお店のどの位置にあるのかをすばやく判断できないと、品出しのスピードが上がりません。


でも、お客様が「指定買い」ばかりで、「どの本がどの棚にある」というデータベースがあって、端末で検索したらすぐにその場所がわかるのならば、ジャンル別や版元別に並べる必要がありません。

「フリーロケーション(フリロケ)」はこの考え方がベースになってます。


売り手(=管理者)にとってフリロケの優れている点は、なんと言っても「品出しが楽」ということです。

商品に「定位置」が無いので、空いているスペースを見つけたらサクサク埋めて、置いた場所をデータベースに読み込ませていけばいいだけです。

これは、本の知識が無い新人でも、初日から戦力になるということでもあります。


フリロケの画期的な点はもう一つあって、それは、「本の並びに関連性がまったく無い」ということです。

Rブックス店長のA藤アニキが往来堂で「文脈棚」というのを作りましたが、言ってみれば「非文脈棚」なわけです。

フリロケができるまでは、商業用でそんな棚はなかったはず。


川口にある「なんとかライナー」というフリロケ倉庫の棚をはじめて見た時、僕は鳥肌が立ちました。

六法全書の隣にハードな成年BLがあって、その隣に『ぐりとぐら』があって、その隣に『ロジカルシンキング』とかがあって、その隣にデータハウスのエロ本があって、その隣に赤本があって・・・、みたいな。

そして、どんな順に並んでいるのかわからない棚というのは、実は、「意外な出会いの宝庫」なのだと思っています。

三芳にある「なんとかブックセンター」というフリロケ倉庫へ行くと、「へー、こんな本あるんだ」と毎度毎度、変な本を発見します。


で、ふと思ったのですが、60坪ぐらいのフリロケな新刊書店ってアリではないかと。>エロは置かない。

お客さんは、欲しい本が決まってる場合はデータベースを叩き、決まってない場合は棚をゆっくりと眺めて、その意外性を楽しむ、そういうお店。


夕方歯医者。
治療が終わって歯石除去に入ったんだけど、あまりの痛さに泣きを入れる。
出血がすごくてマジ痛い。
次回から麻酔で進行。

『容疑者X』読了。
すごい、けど、ラストひどい。
救いようが無くてげんなり。
posted by 吉田進み矢 at 19:40| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/16649009

この記事へのトラックバック

出版業界ニュースリンク06年05月10日(水)
Excerpt: ■「48(よんぱち)DVD」の技術が今夏公開の「M:i:??」のプロモーションに採用決定(日販)そもそも、プロモーション向けの媒体だなと思いました。■雑誌は復活するか。(知ったかぶり週報)「類似雑誌は...
Weblog: booplog
Tracked: 2006-05-10 11:32